2013/06/14

向かった


   

私はいつも何に向かっているのかわかっている。
足を止めることも休息に入ることもない。
道ははてしない一本道のよう。
道は輪を描くばかり、
ためらいながら目的に向かう。
ひとりの詩人が思いにふける。
心やさしく許してくれる。
時には私が詩人に向かっていることも忘れる。
夢見る大気に手を差し伸べる。
考える。
大空に浮かんでいる雲のようだ。
止めた歩みを目的に向かって進める。
 御供 2013/5/19

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