2012/07/17

NYから帰って



NYから帰ってまた東京での生活がはじまる。
噓のような暮らしがある。
携帯電話はなりっぱなしでいつもの一日。
なに不自由のない知り尽くした街。
NYではたった5日だけだったのに、
いろいろなことがあった。
時間は単位でしかないと気づく。
多種多様な人種の中で考える。
小さなマンハッタンには思いもよらない出来事が起こる。
空まで届くような摩天楼。
その中にちりばめられた快楽と苦痛。
人はどうしてこう一所に集まるのか。
どこでもそうだが、そうじゃない。
行き来して時間を過ごし、
あるときは笑い、
あるときは嘆き、
あるときは怒り、
あるときは悲しみ、
つながりを求めて繰り返し生きて行く。
どこでも人間は自分を守り主張する。
お金という仮想権力。
アートという創造物。
どこからどういう風に何の目的で大都会に人は群れるのか。
偉大な街NY。
大きくはあるが本モノと偽物の見分けすらわからない東京。
どこにでも人の愛があり、
人と人の交わりがある。
帰って来た今でもまた行こうと思うNY。
でも東京ボーイの私が居る。
私は何かを求めて歩いている。
  御供 2001/6/6 12/7/17

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