2012/07/03

追いかけて



幸福を追いかけている時が幸福だとは、
誰も気づかない。
追いかけている時はまだ成熟していない時だ。
追いかけるのをヤメないのは幸福がわからないからだ。
幸福という定義をどこにどうおくか。
失ったものを惜しんで嘆き、
追いかけている時はまだ追いつかない。
あくせくとしている時はまだ追いつかない。
追いかけている時は平和がなんであるか知らない。
愛がなんであるか知らない。
願うことをあきらめて欲望ももはやわかない時、
幸福は近づいて来る。
そういった時にはじめてものごともながれがわかる。
心に迫らなくても追いかけなくても、
魂がおちつく願いの中にいて追いかけなくてもすむ。
地上にはたくさんの道があり通じているだろう。
しかし、追いかけない。
目指すところまで来た時には追いかけなくていいことを知る。
歩いても、
車でも、
飛行機でも。
ふたりで行くことも、
3人で行くことも、
何人で行っても追いかけなくていいんだ。
最後の一歩は自分ひとりで歩かなければいけないけどね。
追いかけなくてもいい。
追いかけなくてもいいんだ。
   御供 2000/12/4  12/7/3

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