2012/03/05

新しい生活



55歳にして新しい生活がはじまる。
長野県の下諏訪は湖のまわりの小さな街。
私の詩は大都会という人間の森に住む都会人を対象に書かれた詩だった。
でもここは木という森に囲まれたところ。
人間の森が木の森に変わろうが本質は変わらない。
何故ならそれらはみな私の中から生まれる詩であるから。
よく都会に住む田舎者という言葉を耳にする。
どこに住もうが私の詩は私の詩でしかない。
森の中にひとりで住むことができるソローみたいにはなれない。
少し離れたこの小さな町にも私なりの快適を追求する。
ここに来て感じたことは空気感がぜんぜん違う。
人間らしい空気感と言ったらいいのかな。
上諏訪の駅に下り立った時思った。
寒い。
都会ではあまり寒さを感じたことがない。
寒さの度合いが違う。
心地よく凍てつく寒さ。
とにかくここで新しい生活がはじまる。
 御供 2011/11/8

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