人間のたくさん住む大都会に台風が襲う。
豪雨の過ぎた次の日、
空は青く晴れ渡り雲ひとつない快晴。
風のように揺れる心で漂う。
この大都会は人間の森。
ポツンと街角にたたずむ。
アリよりも小さな存在が人間だ。
世の中を見渡せば、
同じような人間がもくもくと歩いている。
社会を斜めに見ているのは私だけではないはずさ。
同じ角度から見ているヤツは見当たらない。
ひとりぐらいいてもいいのに見当たらない。
旅先のカフェで見渡せば同じ角度で見ているヤツと出くわす。
ふと見ていると同じ方向を見ている。
それに気づいたんだ。
面白い。
同じ角度なんだ。
東京という大都会の人間の森は同じような木だけが密集している。
何故だろう。
知らないこともたくさんあるけどそう感じるんだ。
同じ尺度で見たってわかるわけないよ。
知ったふりをしているだけさ。
大都会はどんどんと変わって行く。
大都会に突然大災害が来る。
これも自然が教えてくれたひとつの試煉。
そういう風に考える。
同じような目線で見るヤツが多くなることを祈ろう。
いつも時代を味方に見渡そう。
御供 2002/10/6
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