3,11以降、驚くほど人間の意識が変わった。
やはり絶対はないと確認したかのように不安な顔を隠しきれない。
何だか不気味だ。
こんな社会は大嫌い。
やっとちょっとだけ理解した。
なんでも起こりえる世の中。
「いい経験をしたよ」
なんて言うと白い目で見られるかもしれない。
でも死んでいたかも知れないのに生きている。
1000年に一度の未曾有の大震災。
実を言うと少しだけちびっていた。
ぽかんとした顔で生きている。
アレ以来、意識は変わった。
絶対なんてありえない。
未来の平和の日常のために考えることも多くなった。
音をたてて時代が変わっていく。
気分が変わった。
街も変わった。
「すべての人間は安全な日常の中で暮らす権利がある」
だが、その日常は実に危ないバランスの上に立っている。
誰もが水面下では必至の努力をしなければ、
バランスを保つことはできない。
日本だけじゃない。
日本も例外ではない。
世界のどの国も例外ではない。
大宇宙も例外ではない。
その微妙なバランスが崩れると考え出している。
絶対はない。
考えてみたがわからなかった。
バランスを保つためのひとりになるしかない。
エレベーターを待ちながらそんなことを考えた。
空が灰色になると不思議な気持ちになる。
「世界は終わってしまうのか」
太陽が昇ると窓の外を見て考える。
大丈夫だ、世界は終わらない。
いやだが、変わりつづけるだろう。
私たちも知恵を使い、
助け合い変わりつづければいいんだ。
うれしい挑戦に向かって歩き出そう。
御供 2011/11/3
PS:文化の日に考えたこと。
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