2011/09/03

J・ケルアック



私の大好きな詩人、作家。
聖なるビートニクのあわれな詩人。
「ON THE ROAD」で大きくブレイクした孤独な旅人は、
やすまることのないマスコミの中で悩まされる。
アルコールに溺れていく。
彼の言葉はまさにビートニクの言葉として吐き出され、
幾冊かの本に変わった。
放浪をつづける旅人ケルアックは、
ヒッチハイクと無銭で列車に乗り込んだ。
サンフランシスコでポエトリー・リーデングに出くわし、
ビートニクの仲間とどんちゃん騒ぎ。
愛と平和のためにアメリカの体制と戦い。
やさしさの中で逃避していくケルアック。
彼が手にした名声は束の間で、
再び彼は苦悩の中に身をゆだねる。
落ちつくことのないケルアックの短い生涯。
彼は路上を駆抜けた。
 御供 2000/5/7

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