2011/06/21

絶望という救い主



今日は冬の日。
私の体は健康という深い幸せの外にいる。
寒さが外に出て行く勇気を妨げる。
冷たい外にいることを想像すると絶望が走る。
上から吹き下ろす歓喜の長い袖。
強い痛みに私は叫ぶ。
歯を噛み締める。
二度、三度痛みが体を射す。
狂ったブタのように絶望のどん底で閉ざされた心を引きずる。
救い主を待つ私。
やっとのことでこらえた。
その一瞬一瞬に重みを感じる。
私は救われないのか。
手がかりはすべて消えふせ、
隠された救いはどこへ行ったのか。
絶望の救世主は痛みから私を救ってくれるのか。
 御供 2001/1/4

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