2011/06/29

詩人は



夜ふけて遅くまで私は私の詩に腰かけている。
私は私の詩の中に砕け、
私の後ろにはいくつもの問題があることを知る。
私は書いた詩を読み返す。
向こうの私のベットはさみしげに詩人の来るのを待っている。
詩人は眠るのも忘れて書きつづける。
いくつもの言葉が発せられ、
詩となって書きとめられる。
詩人は詩人であることに気づく。
小さく揺らぐ心の中を書きとめる。
そして詩人は詩人として生きながらえ、
これから進む人々の良き案内人となるだろう。
休むことなき血の流れが私から消えない限り、
詩人は詩人として書きつづける。
その詩は死が訪れるまで書きつづけられる。
詩人の声はいつしか人々の心の中へと入って行き人々を癒す。
詩人の声は真実の声。
社会より発せられる魂の声。
偉大な詩人になるために詩人は書きつづける。
 御供 2000/7/22

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