2011/06/29

感じる前に



すべてを迎えて、
すべてに向かう。
すべてが未解決だった頃、
すべてが不安ですべてが無だった。
でも感じてた。
何に向かって耳を大きく開いて聞くことからはじめた。
全身を耳にして感じる前に感じてた。
はっきりしないものを思いっきり心を開いて感じてた。
あの頃、見えないものをよく見てた。
しかし、今はもう違う。
見えないものも見えるような気がする。
だって、感じる。
感じることへの大いなる旅だちがやって来た。
何にもまして目に見えないものを感じとれる自分がいる。
どういったらいいのかわからない。
ただニュートラルになったことだけ言っておこう。
否定はしない。
肯定からはじまることを覚えたんだとだけ言っておこう。
だから感じることができるんだ。
目に見えないものに耳を開いて聞くことをする。
風が運んで来てくれるロマンチックなメロディ。
心地よいすべての音にも耳は反応していることを知った。
感じることからはじめることがわかった。
この感じることが大切なんだ。
すべては何もない。
すべては何もなく終われる。
すべてはいらないものかもしれない。
感じることがわかるかい。
でも言っておこう。
この多くの体験から発せられる疑問は噓じゃない。
目に見えないものを見ることができる。
人間何も恐れることはないということ。
押さえつけられちゃだめだ。
思いっきり反発して激しく燃えて反抗する。
私は私の前にいるものを感じる。
 御供 2002/7/3

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