2011/01/06

田舎にて


田舎では時間がゆっくり流れていて、
足がなかなか動かない。
何をやるにも根気よく自然のサイクルに合われることが必要だ。
ここでは空気が澄んでいて汚染された空気は吹いていない。
耳を澄ませてみると季節を感じ取る虫の声。
人間のうるさい関係がないようであるのが村社会。
「誰々さんちの誰々は」
などとうるさく噂されてしまう。
いい意味でも悪い意味でも人間同士が干渉しあっている。
天気もはっきりしていて晴れたり雨が降ったりするけれど、
死んだり生きたりするけれど、
笑って踊るにこしたことはない。
夕焼けが教えてくれる。
もう一度連れて行ってくれる。
一年のめりはりをはっきり感じることができる。
幼い頃の遊びを、
空の高さをもう一度味わいたい。
望まずとも生きる喜びをもう一度。
御供 2000/10/2

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