2011/01/29

好きな詩人



詩人という人物がどんな人格であるかわからない。
わからないのは当たり前だろうが、
本当に全然わからない。
その中のひとりに今日会った。
自分からファンです。
握手をしてくださいと握手をした。
谷川俊太郎という詩人だ。
青山の小さなバーでのクリスマスの詩の朗読会。
遅れはしたが時間を絞り出して会いに行った。
会いたかったからだ。
彼は30年前、こんな詩を書いている。
NYはマンハッタンで書いた詩だった。
「人間はいまあるがままで救われるんだろうか。もし救われないのなら今夜死ぬ人はどうすればいいんだい。もし救われないのなら未来はなんのためにあるんだろう。救うのが自分の魂だけならば、どんなに楽しいだろうな。他人の魂が否応無しに浸入してくるので僕には自分の魂がよく見えないな」
こんな詩だ。
すごくこのフレーズに感激した。
僕もこんな詩が書きたいと思った。
そして、今日も詩を書いている。
御供 1998/12/24

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