2011/01/05

とらわれの身


この大都会に飼われている愛犬のように、
私たちもペットのように飼われているのか。
何かを食べるにも、
何かを楽しむにも、
何かを手に入れるにも、
私たちはいっさい紙幣という紙切れに支配されている。
人口が密集しているところはすべて、
思い通りに操られているのか。
時間にとらわれ、
私は自由という手放しの状態にはなれない。
すべてはルールの中に、
すべては決められたことの中にとらわれの身。
あまのじゃくと言われようが、
小さなことも自分で判断できない。
この大都会じゃ生きていけないというのかい。
目を閉じて、
耳を塞いで、
何も感じないでいろというのかい。
とらわれていることすら忘れている。
でももう気づくべきさ。
私はずっと顔のまわりの空気をすっている。
自分をルールの外に置いてみる。
明るい光が射して来てルールの外に自分が立っていることを知る。
考えていい結果を出したんだ。
ただ邪魔しないで欲しい。
迷惑をかけたりしないから、
つかまえようとしないでくれ。
とらわれの身はもう角度を変えることにした。
思いっきり楽しんで爆発して生きるんだ。
人生は長くはないのだから。
人と違うことをやることさ。
自分のように、
自分らしく。
御供 2001/8/24

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