2010/12/19

時代を風刺する


吟遊詩人のトム・ウェイツと、
ジャック・ケルアックの抱くアメリカン・ストーリー。
主人公は同じハート・ビートを共有していたに違いない。
街をフィールドに滑り落ちるスノーボーダーは、
ガイヤからやって来たエイリアンに違いない。
Top’s city boyとして、
新種の動物扱いされた僕たちは、
メディアで遊び。
メディアを利用して地球を旅した。
CMとしてではなく。
行きたいところへ興味という好奇心に引かれて。
18ドルの安モーテルに泊まることもあれば、
ウォールド・アストリアやリッツホテルの時もある。
Tシャツとジーンズでフロントを行き来するとき、
物珍しい顔で見られるのは当然だ。
会いたい人に会えて、
フューチャーが聞ける喜び。
人間がいちばん覚醒させてくれることにも気がついた。
今はシェラネバダまでマジック・バスでも作って、
ゲーリー・シュナイダーに会いに行きたいな。
詩人になるということは「65歳まで肉体労働すると決めたことだと同じことだ。3日働けば、4日は楽しい詩が書ける」
隣人は彼がワーカーであると信じ込んでいた。
大学で講師をしたり、
詩を書く人間だとは思いもしなかったらしい。
ワーカーである以外見られないことへの必然性。
文明社会の地位なんてなんになるというのだ。
合理主義のアメリカ社会で、
金と名声をプライドと呼んで手に入れたがるヤツ。
そんなヤツとは違う時間の中にいるのさ。
ゆっくりと過ぎる詩を書く時間。
自分の時間を作って贅沢をする賢者。
心の贅沢を学んだやつら。
こんなエイリアンたちのエネルギーを受ける、
不良な正しい心を持ったアース・ピープル。
地球上にボーダーなんて引かない。
ビューティフル.ハンドで創り出す、
アートという時空を遊ぶ。
自由な宇宙を旅する心優しき反逆者たち。
もっと多くに知り合いたいものだ。
御供 1998/7/18

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