2010/11/12

カフェにて


ブルックリン・ウイリアムズバーグのカフェで、
午後の昼下がりVIDEOをまわしながらアイス・ラテを飲む。
なんと楽しい地球の中。
ここはゆっくりと時が流れ、
まるで時間が逆行しているかのよう。
何が大切かって時間が一番大切だってこと。
みんな早く気づくべきなんだ。
ここNYもセプテンバー・11以来、
みなが落ち込んだ。
そして時間の大切さを再確認したらしい。
そして永遠と立ち上る煙りの中、
人間の意識が少しづつ変化した。
すごいショックから一時どうしようもなく、
やわらかい精神をやられて人恋しくなった。
離ればなれの恋人同士がいっしょに住み、
ふたりの時間の中に幸せな時間を過ごそうとしている。
ある者は出会いと結婚を求めた。
仕事はなくなり、
人間として生きる金もなく。
苦しさの中にどうしようもないやるせなさを感じ、
ひがみ、憎しみ、すべての人間らしさを失った。
しかし、一年もたたないうちに、
その悲惨な惨事にも慣れてきている。
逆に思いやりややさしさを持ちポジティブに生きることにトライしている。
あらゆることが起こってもおかしくない世の中、
この惨事は世界に大きなショックを与えた。
そして心をつかみ、
人間が一皮むけて大人になった。
人間の命の大切さを再確認したに違いない。
6000人もの被害者を出したこのテロも時と共に少しずつ変化して、
人間の奥に入った。
もう二度と繰り返さないように祈ろう。
御供 2002/6/5

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