2010/11/28

書く


言葉を自分の響きとして選ぶ。
並べる。
選択、
積み重ねて文章として構成する作業。
色を選び並べその響き合いを確かめる。
ともに画面を組み立てる作業と変わらない。
詩もまた絵のように、
絵もまた詩のように。
いわゆる写形ではなく、
写意の精神だ。
シーズンごとのファッションと同様に最近の芸術と同じだ。
時代の精神的な雰囲気を語る高性能な精度の高いバロメーターのようなもの。
時代の言葉がキュビズムであれ、
表現主義であれ、
フォービズムであれ、
目は自然を向いていればいい。
人の作品に向かうことはない。
時代に合わせた人の手による手法に合わせることはない。
御供  1996/1/1

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