2010/10/05

生きることは


自分自身が生きるためにあらゆるものを生きなければならない時代が来ている。
好むと好まざるに関わらず生きなければならない。
それを精神的売春と考えるのは生きることを楽しめない人間だ。
すべてを生きることによって私が存在し、
生きる価値を見いだす時、生きていると思えるだろう。
金を稼ぐために生きるのではなく、
生き抜いた結果その所有を恐れなくなったにすぎない。
私の人生に望むことはそうして生きることだ。
生きるという行為は、
私自身に出会うためのひとつの旅なのだ。
そのひとつひとつの旅を楽しみたい。
こうして詩をかくことは私の楽しみであり、
生きることの証しなのだ。
詩を書き創作することが生きるということ。
世の中に入ることなのだ。
生きることにスピードを持つ必要はないし、
自分のペースで生きて行くことが本当だ。
いろいろな詩に触れるにつれて私の心は揺り動かされる。
得体のしれないものにすり替わって行く。
生きていること事態が創作する日々になったとき、
生きる喜びを味わえるに違いない。
その時はじめて生に浸れるのだ。
この肉体がある限り、
私は私の生にどっぷりとつかり生きて行きたい。
それが生きることだとわかるまで。
御供 2000/7/15

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