雑誌というメディアでいつも考えることは、
活字になると恐ろしいほどの影響力がありということだ。
このパワーは良きにつけ、
悪きにつけあるということだ。
ファッションをスルーした流行は、
雑誌というメディアで作られてしまう。
だから、新しい企画を考える時、
真剣に流行をキャッチして嘘をつかない。
この物質至上主義の現代、
ファッションはモノから作られる。
うわべだけのことが多い。
新しい企画は時代が呼んでいる。
いろいろなものが背景にあって、
内面的な真実が加わっていなければならない。
広告とは違う。
世界が新しい企画を支配する。
間違うととんでもないことになる。
雑誌というメディアの中で、
やさしさのない企画は地球を破壊して行く。
ジャーナリズムの世界で嘘はタブーだ。
嘘で固められた、
新しい企画など気づかれてしまう時代に入った。
情報の中に埋もれて偽りの企画を立てないで欲しい。
自分の好き嫌いをしっかり持って企画する。
偉大なる企画は、
偉大なるムーブメントを巻き起こす。
偉大なるリトル・マガジンによって表現される。
文化は偉大なるリトル・マガジンと共に時代に残る。
時代を嗅ぎ分けたエディターによる新しい企画。
時代はそれを望んでいる。
御供 2000/8/19
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