2010/09/09

とりとめのない思い


いつかこんなことはすべてなくなるだろう。
こんな馬鹿げた自然との争いは。
人間の中に住む他の者に対する優越の愚かさ。
人と人との間の意味のない争いは。
大都会というコンクリート・ジャングルにひそむ、
クリエィティブという天使に誘われて、
孤独でつらい都会の生活の中にあって、
幾千の人間がおののきながら横たわっているゆりかごの中から、
這い出よう。
ひとりひとり頭をよく働かせて考えだし、
臆病な知をつくして、
大陸と海と空に広がる未来に向けて飛び立とう。
心は天高く舞うだろう。
星は夜ごと輝き。
日昼は青い空がつづく。
だが、常に変わることなくやって来る自然の摂理の中で、
雨が降り、
風が吹くことも、
また変わることもない。
ゆうゆうと迎える余裕を持つことだ。
昼間の太陽は笑いかけ、
不断の風に吹かれる。
それでも世界はやって来る。
とりとめのない思いは流れ去り、
その様相は消え失せ。
はてもなくむさぼる欲望はしずまり。
人間は愛の中に身を任す。
たくさんの愛すべきチャーミングなものにうっとりとさせられる。
私の発した詩や、
地球を逆らわずしてまわる。
いくつもの愛の言葉に耳を傾ける。
たとえ何があろうとも、
私のとりとめのない思いは私の言葉、
私の詩となって存在する。
たとえ大地に光が失せようとも。
あらゆる美しいものと共に愛となって存在する。
それらの創造はとりとめのない思い出の中に、
自分を幸せへと誘うだろう。
私はとりとめのない思いを夢見て過ごす。
私の指は楽しげに思いのままに文字を書き続ける。
私は楽しみカタチをつくる。
御供 2000/9/2

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