2010/08/26

旅とは


目的を持たぬさまよいは人生の楽しみ。
目的と意志とを自覚する。
おきまりのコースをみなとまわることは旅ではない。
見知らぬ街をふらふらとひとりで歩く楽しみは、
何にも代え難いもの。
すべてのものは旅の途上で手に入る。
どこを見てもすべてポケットの中に入れたい思い出だ。
このさまよいは、
人生に無駄な時間ではない。
いろいろな角度で見た星を、
人は忘れはしない。
旅は思い出とともに学びでもあるのだ。
この国のボーダーを抜ける時の矛盾を感じる。
人は向上し、人の心を知る。
多くの風に加わって人は旅をするとき、
多くの感銘を受ける。
そして、愛を受け取り、
愛を与えることを学び取る。
心にもないことを押し売りすることを忘れ、
奥の心をさらけ出す。
旅とは自己をゼロにすること。
そして多くのことにささえられて今があることを悟る。
人の心は永遠に遠くを旅することで、
更に愛するはじまりを途上に感じる。
御供 2001/10/9

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