2010/08/31

忍の母


これからの起きる楽しいことや悲しいことを、
じっと予感している。
それを言葉にすることもまだできない。
でも脈々と生きている。
世界の国のどこに生まれたからって変わりはしない。
追い立てられ、
急がされ、
型にはめられ。
どんな田舎も容赦なく貫く味気ない大きな道路。
センスの悪い大型店が立ち並ぶだけ。
でも生茂った緑の山を見ると、
涙を流してしまう。
おもちゃのような湖のように音をたてない海。
この国にしかない自然を愛している。
今は何が起こっても不思議でない時代だ。
小さな島を守るために真剣に会議が開かれ。
同時にカラスが猫を殺す。
昔ながらのお祭りを楽しみ。
神輿を担いでいる時、
誰かがみんなの食事に毒を入れる。
何を信じたらいいかわからない。
でも私は愛されている。
私はこのめまぐるしく動く時代の中で、
いろいろな人を見過ぎた。
今やどこから来たどんな外見の人でも恐れることなく、
出会うことができる。
本能を信じて、
こだわりを捨てて。
私たちの魂はどんどん素晴らしくなっている。
私は食べるのが、
楽しいことが、
健康でいることが、
人によく思われることが、
お金が好き。
でもその人のために生きているのではない。
したいことのために食べれなくても、
大変でも、
体を壊しても、
悪口を言われても、
貧乏でも、
醜いものをたくさん見てもかまわない。
そのくらいの覚悟はできている。
生きているということはいつも両方見ていること。
そんなに捨てたもんじゃないと思っている。
TVも新聞も悲しいことばかり言わないで欲しい。
今はまだまだはじまったばかりの旅の途中。
御供 1999/3/9

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