2010/08/27

ちがうんだ


私はあまのじゃくの真面目もの。
私は本を読まない。
昔読んだ本を再度読み返すだけ。
生きることを楽しむってことは、
それなりのテクニックと気品が必要なんだ。
私は少し無責任かもしれないけれど、
世界の終わりなんて考えていない。
幸福の頂点なんていつでもないものさ。
自分の一番下を見たら、
それから上はすべて幸せということになるんじゃないかな。
ちがうんだ。
私の心の中はちがうんだ。
すべてがみんなとちがうんだ。
ここまでっていうとことを知らないんだ。
いつでもしっかりしているさ。
すべてに対して自分なりの考えを持っているのさ。
わからないんじゃない。
無責任なだけなんだ。
「私のようなものを入れるクラブには入りたくない」
と言ったグーチョ・マルクスのように。
すべてに色があるように、
すべてに型があり、
すべてに音がある。
これらの中から好きか嫌いかは自分で決めるものなのさ。
答えはいく通りでもあるってことさ。
もちろん満点やオール5なんて取りたくないさ。
わざと間違って解答することがあるだけさ。
人のやさしさや思いやりにはそれぞれのやり方があるが、
いい方向に行くかが大切なんだ。
YESとか、変わりにやってやるということじゃないんだ。
どんなプロセスや結果があろうが、
素直にいうことこれが一番いい方法なんだ。
ごまかしや嘘の解答で100点をとったって何の価値もない。
だっていつかきっと気づいてしまうのだから。
今を繕ったってこれからが苦しいだけだ。
もっと自分に自信を持って勇気を出してよ。
楽な方ばかりとったり、
自分でやろうとしなかったら、
また同じ間違いをしてしまうに決まってる。
誰にだって考えはあるんだよ。
そういったつきあいはかならず去っていくことになるんだよ。
理由や状況を嘘や飾りのある言葉でいうからこじれて来る。
ちがうんだ。
ちゃんとありのままを話し、
誤ればいいだけの話しじゃないか。
人間なんてそんなもんだよ。
御供 2000/10/20

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