今いるレストランはとても静かで、
まるで時間が止まったようなところ。
いつまでもこのままでいて欲しい。
チェルシー・コモンのカウンターでドラフト・ビールを飲む。
カウンターの中にはだんまりのバーテンダー。
でもここはスモークできる数少ないレストラン。
ニューヨークへ来て4課目。
気持ちのいいタクシーの運転手に、
気持ちのいいバーテンダー。
だって二人ともスモークが大好き。
ここはまるで残された天国のよう。
私の心は天に舞うように洗われる。
ここは時間のゆっくり流れるところ、
まるで私がここにいることがディジャブ。
前にあったかのように感じることができる。
ゆったりとした時間。
気持ちのいい時間。
この時間が一番欲しかったのかもしれない。
私の心は旅の彼方へ舞い上がる。
こんな気持ちになれるなんて不思議だ。
ここはとても面白い老若男女が集まり、
自然に楽しんでいる。
壁にはアート、
人形がところ狭しと飾られている。
誰にも干渉はしない。
自分というものの中に時間をつくり、
そして行動するだけ。
そんなレストランが今もなおいきいきとしていることが、
うれしいじゃないか。
みんなのために。
御供 2002/5/16
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