べットの中にいる私。
何も考えることもなく。
世の中とのかかわりはBSのTVの声だけ。
携帯電話が時間を確かめる唯一の手段。
起き上がろうとしても起き上がれない。
太陽はすでに昇り傾いた。
何回それを繰り返したかわからぬまま。
ベットにとらわれの身となる。
たくさんの夢の中に現実が見える。
今、私はどこにいて、
どこへ向かおうとしているのか。
わからぬままここにいる。
まるで死んだように。
たった一日か二日なのに、
こうして死んだように寝ているとすぐに不安になる。
自分は世の中との接点を求める。
そうしなければいけないという意識がいつも頭のどこかにある。
人間はひとりでは生きてはいけないものだから。
人間社会と離れて生きることなんて考えられない。
それがたとえ一日や二日でも不安になるのだから。
ゆっくりした時間の流れの中で自分流に生きる。
そう考えていた自分なのに。
死んだように寝ていただけで不安になる。
私はやはりこの社会の一員。
人間社会に生きていると感じる。
愛し、愛され、
それを繰り返して生きていく。
そんな毎日の中に葛藤していて生きている。
人間としてやることをやって生きていく。
必要なことは誠実であること。
そうすれば快適に生きていける。
御供 2001/9/24
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