2010/08/26

メッセンジャーの道


メッセンジャーの道に、
失うべき道などない。
ふさがった道があるとすれば、
それは太陽が通らない道。
彼らの道は東へ西へ。
太陽はいったい何処を照らし、
どちらが本物の道なのか?
どっちだ?
本物の道などあるんだろうか。
絶対的な本物の道などない。
太陽だって、
二倍にまた百万倍に増幅された妄想の道。
道がなければ進めない。
『生』と『死』の岐路。
本物の道がすぐに解る。
道がなければ『生』はない。
道がなければ概念もない。
ただひとつの恍惚だけ。
心を満たすべき道などないという想念。
すべて同じ道であり、
すべて違う道である。
この概念を打ち破った時、道はできる。
次に私は何をすべきか?
社会に対して生きているなら発言すべきなんだ。
自己の恍惚という魔法の絨毯に乗るか。
マジック・バスで走り去っていくか。
取り残された子供たちにも、
未来は明るく素晴らしい道を歩く。
『死』を待つ道にする。
くそ。
みじめなでこぼこ道を歩きたくはない。
道はない。
どうにもならない。希望もない。
苦悩と失意的な概念の不自由を捨てる。
道は自分で選び作らなくてはいけない。
道を感じて。
道を愛して。
御供  2002/6/1

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