2010/07/27

言いはる


自分は絶対にそんなことはないと言いはる。
主張する、
とことん主張する。
なんと歩み寄りのないことか。
自分の否を認めないことはなんと愚かなこと。
神様は見ているのだから。
後で後悔するのはむしろ損というもの。
正直になれないで言いはるなんておかしいよ。
もうわかっているのに、
なんで素直に自分を認めない。
「ごめんなさい」
「ありがとう」
は、美しい言葉。
許せる心と、
感謝の念。
そんな言葉がなくなった世界を想像してごらん。
みんなが言いはって、
自分を主張する。
そんな世の中だったら何を信じていけばいいのかわからない。
譲り合いの心を交わす。
相手に何かしてもらったら「ありがとう」と言える気持ち、
こんな美しい言葉の世界はない。
言いはるなんてなんと寂しいことか。
はっきりしているのに。
そこに人はその人格を見るかもしれないよ。
強がりばかりを言っているとしまいには、
相手にされなくなるよ。
もっと素直な方がかわいいよ。
正直になれば相手は笑って許してくれるさ。
言いはると争いごとを招くだけだよ。
人生で友を失うなんてさみしいことだよ。
言いはるとそうなるよ。
心の奥ではわかっているくせに、
なんで言いはる。
それは自分を馬鹿だと言っているのと同じなんだよ。
心を入れ換えて言いはるのをやめよう。
相手がどう思うか考えたら、
はじめからわかっていることを言いはるもんじゃない。
そこで人は解釈するんだよ。
それがわかってしまったらもう言いはらないことだね。
そこに気づかないとね。
もうこの話しはヤメにしよう。
どこまで行っても平行線をたどるだけだからね。
言いはるのをヤメにしよう。
  御供 2001/10/9  12/2/24

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