2010/07/26

21世紀を予言するように


コンコンとドアをノックする音。
なんだろうと思っていると、
今日はどうも嫌な日だ。
少し雨が降ったみたいだし、
気分がどうもすぐれない。
予定通りにスケジュールもこなせない。
時間の流れの中であくせくする。
心ばかりがあせる自分が見える。
バイクで広尾のオフィスに行く途中、
車のドライバーにいちゃもんをつけられた。
もう少しでスリップして横転しそうになる。
ムカムカの胸を撫で下ろして、
ルーム605に入るとコンコンという音。
決定的なダメージ。
立ち退きだという。
コンビニエンスなこのチープな605の部屋を気に入っていた。
エコノミック・ウァーの波がここにもやって来た。
もう、あきらめよう。
21世紀は身も心も場所も新しくスタートしよう。
いい機会なんだと思う。
21世紀を予言するように、
死んだように生まれてくる日々よさようなら。
新しい日よ、こんにちは。
いつも変わりつづけたい。
「変わり続けるからこそ、変わらずに生きていける」と、
ニール・ヤングが言ってた。
すべてを変えて再出発する、いいだろう。
予言するように湧いてでてきた出来事。
この都会で自分の部屋を持つということはとても大変なこと。
21世紀はもっと大変になるかもしれない。
都会の人口は過密になり、
人々のストレスは最高点に達する。
バイオレンス映画が流行し、
SF映画が人気を呼ぶ。
もう未来がそうなるかのようにスクリーンに写る。
もうはじまっている。
予言はすべての見えぬ体験からでるものなんだ。
道理を通せばわかるだろう。
いい方へ、いい方へ。
予言しないと、
自分もポジティブになれない。
元気でいることが大切なんだ。
予言するんだったら美しく。
  御供  2000/12/22  12/3/21

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