自分勝手

人はみな自分がかわいい。
かわいくないヤツなんていない。
でも、相手に対してあたりちらすのが当たり前の世の中。

立ち止まり考えてみる。
深呼吸して考えてもいいんじゃないかな。
相手の気持ちになって考えてみる。
人間社会のことなんてわからない。
光が走る銀河系の社会に比べたら、
わかるはずじゃないか。
時間というものが流れている。
ふとまた足を止めて考えてみる。
あのときはどうしてあんなことに腹を立てていたんだろう。
あのときはどうして？
あんなに苦しみ、悩み、
あのようになんで考えていたんだろうか。
重くのしかかるいくつかの未解決な問題。
理念なき拝金行為。
徹底的な弱者からの搾取。
プライドさえも傷つけられる。
この地球上における格差の拡大。
世界中で同時多発的に提起されている経済問題。
自分勝手に抽象化すれば、
問題はアメーバーのように増大していく。
文化は暴力によらず、
秩序で形成されていくことはできるのか。
文化は資本主義以外の価値基準。
誰だってわかるだろ。
自己規制を自己犠牲を恐れない。
無鉄砲の中で自分勝手にやって、
直接的な解決はあるのだろうか。
自分勝手な革命。
明確な問題意識もなく。
政治的な理念もない。
争う目的すら不明確。
そんな自分勝手な革命の中にいる。
あらゆる犠牲を払っても行動し考える。
個人レベルから変えなければいけないと直感した。
それは自分勝手ではなく、
権力でも、言葉でもない。
わけのわからぬ勇気かもしれない。
変えようとする言葉の羅列は、
まさに自分勝手でしかないと気づいたのではないのか。
孤独な自己革命。
終点のない永遠の革命。
それはまさに個人の革命なのだ。
ひとりだけよくなったって、
そんな自分勝手が通るはずがない。
以前問題の本質は変わっていない。
その問題をかかえているものは自分自身なのだ。
そして生み出す体制もそこにある。
それに気づくこと。
相手の立場になって考えてみること。
内部から表面に現れてくること。
すべてのことに自分勝手になることをやめなければ、
革命はおもちゃのようになってしまう。
それは本質よりも強い勇気なのかもしれない。
　　　H.MITOMO　　　　　　１１／１２／２５