2010/06/22

目的に向かって


誰の人生も思い通りにはいかないだろう。
常に目的を定めずに来た。
目的に向かって来たのだろうか?
知らず知らずのうちに時間の経過があった。
決して休息することは願わずに来た。
私の道は果てしないように見えた。
そして、遂に見た。
私の歩む道を見た。
その道は輪を描くだけだった。
私の道は旅の途上にある。
人生の変わり目は見えないものだ。
神のいたずら。
どの道を歩くかは、もう自分が決めている。
生まれた時から、
目的に向かっている人間なんているんだろうか。
そりぁ、決められている者はいるさ。
でもある日突然変わることだってあると思うんだ。
誰もが幸せというものも解らずに向かってる。
人生を誰もが遊び暮しはしないだろう。
すべてはとうに飛び散って、
喜びと楽しみの夢は消えていた。
燃える心は凍えて固まり、
でも何か目的を求めていいる。
目的に向かわなかったら人間は死に向かう。
生きるってことは何かに向かうことなんだ。
子供のように好奇心を抱いて!
見えるものを見て生きる。
新しいおもちゃのように人生を生きる。
ワクワクすることを探して生きる。
時代のせいにして生きる。
遊びも冗談も、
地上の些細な慰めごとも抱えて生きる。
あの雄々しい勇気はどこへ消えてしまったのか?
いつの時代も何かに向かって歩いていいる。
その何かはとても甘く、明るく、楽しいものさ。
じゃなかったら向かう意味がないじゃないか。
どんなに時代が変わったって、
人間の持つ目的はそんなに変わるものじゃない。
ひとつの小さなことに心動かされる。
諦めていたことを再び試みて、
時間という流れの中を泳ぎきること。
誰にでも悩みはある。
体も心も打ちのめされ、
苦しいと思うことだってある。
目的に向かって今を楽しむことだ。
バカだって言われようが、
ワクワクすることを手に入れる。
心はいつもオープン。
誰にでも、何にでも、
やさしくなれる自分でいたい。
ある時思う。
私はまたしてもひとりぼっちだ。
さようなら、全世界に君臨する者達よ。
人々はみな服従して、素直に洋服掛けを差し出すのか。
私も服従と感覚を摩滅させているのか、
服従することなんてできやしない。
うんざりだ。
自由もまた悪魔の餌食となる。
それはいつでもいちばん高く登る煙だったから。
それを信じろというのか。
たわいもない会話。
感じてない感じ。
居心地がいい。
今を忘れる今を持って、
あたり一面に喜びが響き渡っていることなんだ。
そう悟った。
考えない考えの中にいる。
そんな楽なことはない。
ストレスもない。
人間の生きる目的なんて考えること事態ダメなんだ。
風に乗って時間ははさまっているんだよ。
人間と人間をつないで今を生きる。
これがいい。
私は無の中にすべてがあるとやっとわかる。
少しではあるが今を大切にする。
そして、見るもの、触るもの、
いろいろなものに「ありがとう」と言う。
   御供     11/12/22

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