2010/06/13

人生なんて


2003年を生きる私は、
すべての自由が与えられていると勘違いしていたのかもしれない。
言語、恋愛、仕事、学業、
その他のあらゆるものが「自由」だと思った。
目に見えない鉄の格子にはめられている。
平成のバブルとその消滅による被害は鉄の格子よりも重い。
社会の表層に浮かび上がってくる奇怪な犯罪や、
一部の新興宗教。
その全部は決してではないが、
虚空に作られた人生。
地球の資源を使い尽くしている人間ども。
ありとあらゆる悪が正義という権力という名目の中に、
堂々と行われている社会。
イランやアフガニスタンの争いも、
目に見えないように仕組まれているのかもしれない。
心が寒くなる。
争いはもう終わりにしよう。
たった一度の人生なのに、
何故にもっと楽しくやらないのか。
人間の人生なんて、
あっという間に過ぎ去ってしまうもの。
だったらこの今を大切に、
なんで争っている暇があるのだろう。
人生なんて面白いもの。
うれしいもの。
おいしいもの。
そんなものに向かって生きて行こう。
ただ、それだけでいいじゃないか。
何かに束縛されたり、
あやつられたりするのはもうヤメにしよう。
国家が社会が絶対なんて思わない。
「ルールなど持たないルールの外に自由を」
と、自分の時間の流れは自分で持とう。
他人を落とし入れたり、
ジェラシーを感じるのはもうヤメよう。
創造という時間に自分の価値を見つけ出そう。
それが人生。
素晴らしい人生に乾杯を!
あくなき追求に、
若い時は誤解したものだ。
エロスは肉体にやどり、
心は政治に走ると。
人生なんて考えずに進むべきさ。
それでも、すぐに終わってしまうのだから。
ひとり迷ったって出口はすぐに見つけ出せる。
迷うこと自体おかしいんだ。
迷わずに進もう。
一本の道を少し早足で進むくらいでちょうどいい。
自分の中に創造と価値を見つけ出して進もう。
人生なんてそんなもの。
選ぶほどのこともない。
もうとっくに決まっているようなものなのだから。
人生なんて!
  御供 2003/2/5

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