2010/06/22

待っている


太陽が沈む。
ちょうど大都会のビルの谷間に沈む。
人間たちが帰路に着きはじめる。
高層ビルの谷間のカフェで私は待っている。
懐かしい友との再会を待っている。
10年くらいのブランクは何も感じない。
私は私の道の上を歩いて来た。
友もいろいろあったらしいが、
癌にも耐えて必至に生きている。
楽に暮らせるところなんてどこにもないのさ。
もしあるとしたら、ここに違いない。
友のいるこの街に違いない。
だって、地球上には60億から70億の人間がいて、
そのみんなに会えるわけじゃない。
心を開いて飛び込んで行こう。
そうすれば、楽しいね、面白いね。
何をやったかなんて問題じゃない。
これから、何に向かって何をやろうとしているかが問題なんだ。
私は思う。
この丸い地球に少しでも多くの愛せる友がいたらいい。
愛せる友と共に過ごした時間がある。
楽しい想い出がポケットにたくさんあれば人間は生きて行ける。
人間はひとりで生まれて、
ひとりで死んでいくわけじゃない。
まわりの人をやさしさと思いやりを持って思いっきり愛する。
これは人間にとって最高の幸せに違いない。
この非常時の社会で何が正しいか?
何が悪なのか?
わかっているヤツは本当に利口なのかもしれない。
でも、何があっても楽しくやって苦しいと思わない。
そんなヤツほど、
心に大きなダイヤモンドを持っているヤツだ。
考え過ぎはよくないよ。
ストレスがいちばん人間の肉体をむしばむとわかって欲しい。
好きなことをやって、
好きな所へ行って、
好きな人と会って、
極上の時間を持つことが大切なんだ。
そうすれば神様がくれた時間という素晴らしい贈り物を手に入れられる。
   御供    11/12/22

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