2010/05/28

愛の歌と、この時を


耳を澄ませてごらん。
愛の歌をうたいながら生きていたい。
鏡の中のひとつの愛の歌をうたう喜び。
毎日の生活のリズムの中にやさしい心のうるおいの時。
いくつもの季節の流れの中で、
うったえかける風のように愛の歌をうたう。
時を楽しむようにうたう。
愛の歌をうたうカナリアは素晴らしい。
自由に生きるには、
『うたいながらパンを得る』ことさ。
空気のように、
風のように、
太陽や月の光のように。
自然とともにうたう。
力強く生きていくパワーを持っている。
それを見失ったら人の心などつかめるはずがない。
孤独の哲学者といったシルエットで愛の歌と、この時を。
ボブ・ディランのように社会にメッセージを与える詩。
そんな歌でなければうたう価値などないのか。
いや違うはずさ。
大きな地球の問題に立ち向かう人もいる。
音楽を通して若者の心をとらえるのがいいさ。
TVやラジオで流れる歌が世界を変えることがよくあるよね。
ベトナム戦争の頃のアメリカもそうだった。
ボブ・ディランの歌詞に耳を傾けてはじめて争いのおろかさを知ったに違いない。
金儲けだけのための音楽はもういらない。
男と女の恋の歌はもういらない。
真実を人間社会をうたって欲しい。
音楽に詩が大切なのはもちろんのことだけど、
ファッションにもスポーツにもすべてのものにメッセージが欲しい。
平和と愛という哲学が必要なのはわかるだろ。
人間が人間をリスペクトする方法はいろいろあるけれど、
芸術を通して意識を変える。
そんなアクションこそ世界を救い、
時代に必要なアートだと思う。
心の中にまで強く入り込んでくるアート。
それぞれの芸術が優れたものになればうれしい限りだ。
   御供

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