そう私はデブの意志弱い格好つけたがりや。
しかも持久力のない飽き性ときている。
歌うべき詩もない。
月や星に笑いかけられもしない。
私の手の届かない忠誠を誓った言葉を並べる。
詩人になりきる自分。
政治からも逃げ、
権力を味方にする勇気もない。
ただのあまのじゃく。
社会を批判するくらい誰にでもできるとわかっていながら、
その中で生きることを恐がっている自分に腹が立つ。
私のぶっ飛んだ言葉と、
しらふの言葉を大声であばきたてるつもりもない。
いつも楽しみの中に詩を書いて遊んでいる。
私の好きなものはあんこやその他の甘いもの。
反逆の言葉と母や友への愛のこもった言葉。
多くの言葉を知らない私はすべて同じフレーズ。
私の人生もひとつのフレーズ。
いつもただポジティブなだけ。
現実味のない水晶のようなたわごと。
ひとにぎりの人間にしか伝わらない。
オーガニズムの最後の言葉。
はじまりは夢ものがたりで、
終わりは笑いの中のジョークの言葉。
はじめはよくある社会に対しての自分の考え、
終わりはどこまでも理想になってしまう。
はじめは臆病で、
終わりは完璧に開きなおったマスターベーションの言葉。
はじめは不自然なくらい教育的で、
終わりは母への思い出の声のよう。
はじめはやる気十分の言葉で、
終わりは生意気な挫折した自分の言葉。
言葉ではじまり言葉で終わる詩を好む。
みんなの前で読む機会を望む。
その言葉は誰よりも私を知っている。
だけどたぶん私が知っていると思っているだけなんだ。
私が自信を持っている時は私らしく書くことができる。
あの言葉こそあの言葉。
その言葉こそ私が愛を尽くして書く言葉。
一語一語、次から次へと。
私は考えることもなく沸き上がる言葉をそのまま書く。
深くは考えない。
ある時、言葉を失うことがある。
私が私を失うがごとく突然やって来るのを知っている。
書いている時は失う一語もない。
私の唯一の言葉を幾十にも飾り立てて書く。
多くの言葉を知っているかのように書く。
それらの言葉はすべてひとつの言葉になり、
ひとつの詩となり書きつづけられる。
言葉———————。
私の言葉は覚醒の中にこめられた言葉。
苦しみよりも楽しみをあらわす言葉。
私の言葉は死に向かわず生きることへの言葉。
完璧でないにしても、
唯一言えることは真実の言葉であること。
私の愚かな詩を聞いてくれ。
たとえ愚かな言葉でも、
すべて自分の意志を持った真実の言葉であるから。
私の存在は私の書いたものの中にすべてある。
私が私であるために今も書きつづける。
私の無力の中に思いっきり愛を込めて!
御供 14/7/29
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