2010/05/10

心はどこに



いつも空をさまよっているみたい。
何をやっても宙を舞っているようで心はどこにあるのか。
心はどこかへ行ってしまっているようだ。
現実にいるときでも、
街をあるいているときでも、
私だけは透明人間のように感じる。
この殺伐とした大都会であてもなくさまよっていると、
自分だけ取り残されたような気分になる。
人ごみの中にポツンと立ち尽くす。
でも心はどこに。
遠い知らない街に行ってしまっているような気分。
いったい人間の存在ってなんだろう。
苦しみや悲しみ、
楽しみや笑い。
幸せ。
感情っていったいどんなものなのか、
目には見えない。
形がない。
人間社会で生きていて、
どんなことが起こっても何も変わりはしない。
世の中のことに無関心。
私ごととして考えられない。
なんでこんなふうに思うのだろうか。
いつこんな考えから抜け出せるのか。
まるで世捨て人のように大都会を泳いでいる。
心はどこに!
都会には人間らしいやさしさや思いやりが失われ、
まるで砂漠のような街になっている。
お互いに助け合うことをしないでいる。
ジェラシーを感じ合ってどうなる。
もっと楽しく生きていかなくちゃ。
どうせ同じ人生なら楽しくやりたい。
正しい立派な心を持っていたい。
私は生きる。
自分で決めた道の上をゆっくりと生きる。
社会の概念に脅かされることなく。
行きたいところに行って、
やりたいことをやって生きていこう。
そう決めている。
心はどこにあるのだろう。
  御供 2002/9/9 11/12/2 14/7/29

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