黒い長いトンネルを抜けて向こうに光が見える。
私の旅の途上に大いなる光が差し込む。
目で見るもの以上に鮮明に見える光。
光と影の中をさまよう。
私は立ちすくみ、
ゆっくりとした時間の考えをまとめる。
うやむやになっていたことを一気にひとつにまとめる。
さらなる大いなる冒険に心を馳せる。
何があってもやり遂げると固める。
じっと前を見る。
私の歩く人生の上を目を見開いて見る。
見えなかったものが少しずつフォルムとなり、
型となり見えて来る。
よしこれで行こう。
私をささえてくれるいくつものやさしさや思いやりに感謝。
私は再び歩き始める。
そう今の私のできる限りのエネルギーで、
いくつもの発見をすることを思い描いている。
何ものにも負けないことを成し遂げる。
ひとつは私自身に対して、
ひとつは世の中の正と悪という両極端に対して。
まぎれもなく今ある道を進むという行為である。
もう引き返すことはできない。
私は私の道の上を楽しんで歩きつづけることへの意志を持つ。
黒い夜空の中をさまよっている自分はどこにいるかわからない。
わかろうとしていない。
でも確かな朝の光に呼び戻される。
自分自身であることを知る。
ひとつの結果を出したい。
抜けて、私は私の中の真実を知る。
何ものにも負けない強い心の中を見る。
私にはこれだけの体験と豊かなつながりがある。
私は小さな人間かもしれないが、
大いなることへのやむなきうれしい挑戦がある。
繰り返されてきた体験がある。
心をじっと見ていると幾重にも重なる年輪が見える。
私の中に渦巻く年輪。
これを見ると私自身びっくりするくらいさ。
私はいくつもの経験の中に方向性を決める。
確かなるものへと抜けていく自分を育む。
ひとつ、またひとつとゆっくりと繰り返しながら。
そりゃ失敗したこともあるさ。
少しずつ失敗も減っていく。
確かに見えてくるものをカバーする。
そしてつき進む。
決してあきらめることなどしない自分。
ただ言うことは、抜けて。
抜けて!
近づく何かに進んで行くという事実。
私はひとつのものに飽き足らずいくつものものに魅了される。
それを求めて動き出す。
手に入れるものもなく。
うれついた気持ちでもなく。
ただ、抜けて。
御供 2002 7/3
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