突然の豪雨、
テレビが消えた。
文明社会から隔絶されたような気分。
自分が自分の中に浸るには、
もってこいの時間なのかも知れない。
この情報社会に生きていて情報が入らないことは、
何と気持ちのいいことだろう。
ほっとする自分が見える。
あきらめのつく自分がいる。
彼女との会話がいちばんと私は私に告げる。
ふとした人間同士の会話にほっとする自分がいる。
好きな会話に好きな時間。
素晴らしい都会の中の時間。
あせることなどなにもない。
じっとこの時間を楽しもう。
なにもないこの時間はとても優雅な時間。
まどわされることもなく。
なにかに突き動かされることもなく、
じっと好きな時間を過ごす。
この静寂の時間がいちばん欲しかったのかもしれない。
私のための私の時間がここにある。
御供 ２０００／９／１７ １１／１２／３ １４／８／１
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