なにげない毎日が風のように過ぎていく。
子供の頃のあの長かった夕暮れまでの時間は、
時代とともに過ぎ去っていく。
死んだように生まれてくるあの日とはもうおさらばした。
日常という今日というの中に行動をする。
「出会い」のような発明の日々を忘れているのか。
繰り返される誕生日も気づかずに過ぎていく。
うやむやに見えない空気にさらわれていく今日という日。
指折り数えたあの大切な純白な日は消えてしまったのか。
人間らしく生きたいと願い。
この願いがうすくなっていくのは何故だろう。
心してかかれ。
立ち止まってまわりをゆっくりと見渡せ。
何を大きな声で伝えようとしているのかわからない。
通り過ぎていく毎日に問いかけてみよう。
自分自身の構えがゆるいのか。
大きな声で歌おう。
声高らかに自分の歌を歌って自分は生きていると感じよう。
赤い血を体中にめぐらせて生きていこう。
人と足並みそろえてみなと同じように生きている。
だが、キミはキミ。
私は私の道を歩いている。
あの日はもうかえってこないのか。
とんがって生きていた頃の面影といえば自分の格好くらいのものなのか。
そうじゃない。
自分は決して変わったりはしない。
変われやしない。
心の底からムラムラと燃え上がる反逆という言葉。
反逆ではない順応しないというものかもしれない。
確かに誰にも相いれない自分だけの考えがある。
きっともっといい世の中が来ると考えていたあの時代。
今でも近道なしで私の足に高らかに響いている。
冷静になって考えてみる。
社会が変わっているのは大人の世界。
子供の世界が大きく変わっているわけじゃない。
土台の部分は何ひとつ変わっちゃいない。
若ささえ取り戻せたら立派に波に乗っていけるのか。
そうじゃない。
若さとか歳をとったとかは関係ない。
今日という日は風のように過ぎていく。
あの日、変わったと思ったのは見間違いだったのか。
そうきっと何も気づいていない。
私はずっと変わりはしない。
心がそうはしゃいでいる。
今日という日も。
御供 2003/1/29 11/11/23 14/7/7
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