この殺伐とした大都会に生きている。
何が起きてもおかしくない世の中に生きている。
昨日までのことが今日突然変わっても、
おかしくない社会に生きている。
頼るものもなく。
かばうものもなく。
生きているって実感することも少なく。
死ぬという恐怖もなく。
現実はリアル。
ただあてもなく漂っていると言ったらいいのかな。
都会はみな同じ。
どこから来て、
どこへ行くのかもわからずに生きている。
人間という感情のない動物になって、
やわらかい精神というやつをむしばまれないように生きている。
たぶん誰もが傷ついている。
ひとりじゃ生きられないとわかっていても、
どんどんと孤立化していくことにおののきながら生きている。
人を愛するほど勇気もなく、
森でひとりで暮らすほど賢くもない。
大都会でアリのように目立たないように生きている。
自分の意志も主張せず、
社会の規則にも従わず生きている。
創造もしないかわりに、
文句も何も言わずに生きている。
他人のことなど考える余裕もなく、
自分のことで精一杯。
言葉を忘れたカナリアのように、
歌うことなどしないで生きている。
モノというものに逆に使われて、
人間らしさを無くして生かされている。
社会が悪いとわかっていても、
それを言うことも手を挙げずに生きている。
誰もが今何をしたらいいのかしたいのか。
考えることも、
夢見ることも忘れて黙々と生きている。
人間同士の肌のぬくもりもとうの昔になくしてしまった。
今何をしているのかさえわからずに生きている。
立ったまま寝ているように生きている。
どう言ったらいいのだろう。
生きているんだったら、
愛して、創造して、この地球を救うことを訴えなければいけない。
生の心を失わないように生きようよ。
ひとりでも多くの人がそうなることを祈ろう。
御供 14/4/14
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