時の経つのは早いもの。
今私は地球上に初めて産声を上げた赤ん坊のように、
右も左もわからない。
私はひとつの生命体でしかない。
何を見ても新鮮で色が飛び込んでくる。
目に入るものすべてが色のグラデイションを醸し出す。
それは覚醒するように心地よい。
私の未知の触角がびん感に反応する。
忘却がひとつひとつ糸をたぐるようにひもとけていく。
見るものも、触るものも、
一瞬のうちに命を育むかのように写るのは何故だろう。
空白の時間をうめる。
みるみるうちによみがえる。
うれしい声が聞こえる。
すべてのものが微笑みかける。
生きている喜びを体いっぱいに感じる。
まるで千年の夢から覚めた気分。
なんと時はでこぼこにやって来るものか。
閉ざされた時は土の中にいるように芽を出さない。
いったん開けば無限に広がる宇宙のように、
とどまるところを知らない。
死んだように生まれてくる日々ともおさらばだ。
地上に這い上がった新芽は天高く舞い上がり、
方向を見極めてあらゆる方向へと進むことができる。
自由の翼を持った天使のようにどこへでも行ける。
私は未知の力を感じる。
無限に湧く勇気を感じる。
この世に生まれたひとりの人間としてよみがえる。
このふつふつとしたパワーはなんだろう。
空気を大きく吸ってみる。
空気の味を知って新しい時は生まれる。
御供 2004/9/12 11/11/8 14/4/14
2 件のコメント:
今日は早朝から、もしくは昨夜から(?)またまた更新の嵐!
あっという間にもうすぐ【200】突破ですね!
500行ったら軽く打ち上げしましょうか?
1000の時にはちょっと準備してパーテイーしましょうね!
もうすぐ500突破ですよ。御供
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