2010/04/24

朝のブルーの時間



夜もふけて朝が近くなる頃、
光はほのかなブルーに変化する。
この朝のブルーの時間こそ、
人間の感情を上へ下へと変化させる。
人間に生まれて生きていることを考えたりする。
人間的な生き方とはいったいどういうことなのかな。
私は私に問いかける。
人間の心と頭脳は秘密を知るのは今なのか?
朝のブルーの時間は特に危険な感情の中。
特に悲観的な感情は危機的。
破滅的感情が頭をもたげる。
自分自身を知ることからはじまる人間の感情。
人間の典型的な概念は何なのか。
その概念が破産すれば、
意識の流れの中に自分自身を探し出すことができるのか。
金色のポイズンを吸い込み漂うだけなに過ぎないのか。
まるでドラッグをやるようにドープする。
朝の前のブルー色の光の覚醒。
『個人』がいなくなったような気がする。
現代の大量生産と大量消費のマーケットの中で、
人間の価値を見失ってしまう人間が多い。
私はその現代に反逆する遅れてきたビートニクのようだ。
情報量の多さが人間の賢さじゃない。
不変の自然の摂理の中で、
いかに自然と仲良く共存していくか。
現代人の絶対的な孤独に比べたら、
相対的な孤独などというものはたかが知れたものだ。
夜明けのブルーの光の中の心地よさ。
ブルーの時間の流れの中で、
今日もまた生きている喜びに感謝する。
ブルーの時間が好きだ。
  御供 2003/5/5 14/7/4

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