夜もふけて朝が近くなる頃、
光はほのかなブルーに変化する。
この朝のブルーの時間こそ、
人間の感情を上へ下へと変化させる。
人間に生まれて生きていることを考えたりする。
人間的な生き方とはいったいどういうことなのかな。
私は私に問いかける。
人間の心と頭脳は秘密を知るのは今なのか?
朝のブルーの時間は特に危険な感情の中。
特に悲観的な感情は危機的。
破滅的感情が頭をもたげる。
自分自身を知ることからはじまる人間の感情。
人間の典型的な概念は何なのか。
その概念が破産すれば、
意識の流れの中に自分自身を探し出すことができるのか。
金色のポイズンを吸い込み漂うだけなに過ぎないのか。
まるでドラッグをやるようにドープする。
朝の前のブルー色の光の覚醒。
『個人』がいなくなったような気がする。
現代の大量生産と大量消費のマーケットの中で、
人間の価値を見失ってしまう人間が多い。
私はその現代に反逆する遅れてきたビートニクのようだ。
情報量の多さが人間の賢さじゃない。
不変の自然の摂理の中で、
いかに自然と仲良く共存していくか。
現代人の絶対的な孤独に比べたら、
相対的な孤独などというものはたかが知れたものだ。
夜明けのブルーの光の中の心地よさ。
ブルーの時間の流れの中で、
今日もまた生きている喜びに感謝する。
ブルーの時間が好きだ。
御供 2003/5/5 14/7/4
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