東京に帰ってきても未だ旅の途上、
またすぐニューヨークへ戻るからだ。
また、あの街へ戻る。
生活道具一式置いてある。
着替えの服も置いてある。
そして自転車もすべて置いてある。
ビデオテレビもステレオも冷蔵庫の中もそのままにしてある。
そして、来月には多くの仕事が待っている。
そのスケジュールを書いたメモも壁いっぱいに張ってある。
心の一部も置いてきてしまったみたいだ。
私はここにいるのに、
私のまわりのものすべてのものがあそこにある。
話し途中の会話も、
まわりかけてる散歩の道も途中のような気がしてならない。
私は今住み慣れた東京にいる。
しかし、まだ旅の途上という意識がある。
すべてのものがブルックリン・ウイリアムズバーグにある。
手に入れたばかりの真っ黒なコンバースも、
お気に入りのリーバイスもある。
そして書きつづけている私のノートと筆。
すべてあの街に置いてある。
私は今、東京。
そしてまたあの街へ戻る。
もう少し良く知りたい街ブルックリン。
エネルギーを受け取りたい街ウイリアムズバーグ。
クリエイティブな思考をキャッチして、
私の人生にインプットして想像と愛に生きるように、
旅の途上で考える。
東京にいる今でも、
やはり私は旅の途上というわけだ。
御供 2002/5/29 14/7/4
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